【犬の話】保護犬2頭
2014年1月15日
飼主により虐待・飼育放棄によってほごされていた「コウ」。
繁殖犬として扱われた後、保護されていた「かぼす」。
どちらも保護犬。
コウは一度人間に裏切られているので、人間に対する不信感がとても強く、心を開いてくれるまで時間がかかった。
頭を撫でようとすると「ビクッ」として身構えていた。
自分たちとは一定の距離をとって、必要以上に近づいてこなかった。
「こいつらは大丈夫か?」そんな感じで自分たちを観察していたと思う。
繁殖犬だった「かぼす」は虐待を受けていないかわりに、そもそも愛情というものを受けていないと思う。
家に来た当初は、自分たちとは一定の距離をとっていたが、コウのそれとは全く違って、人間と一緒に生活するということを知らないから、距離をとっているというより好き勝手やっているという感じ。
かぼすは生まれてから一度も散歩をしたことがないようで、首輪を嫌がり、散歩中はリードを噛んでははずすことに夢中で、とても散歩どころではなかった。
しばらくそんな生活をしていると、あきらかに接する態度が変わる瞬間がある。
「こいつらは大丈夫なんだ」 、 「人間に甘えてもいいんだ」
コウのときも、かぼすのときも、心を許してくれた瞬間は、なんて言っていいかわからない感動がある。
第二の犬生 この家で心穏やかに生活してもらえたらうれしい。
これから犬を飼おうとしている人に、保護犬も視野にいれてもらえたらうれしい。
Tags: かぼす, コウ, 保護犬, 犬の話, 繁殖犬