【陶磁器】ニュース 球体の陶器作りに挑戦 丹波焼作家の市野さん指導


2013年5月26日

丹波焼の作家、市野雅彦さんが25日、兵庫県篠山市今田町下小野原の「大雅窯」で陶芸体験ワークショップを開いた。参加者たちは、市野さんが7年ほど前から制作に取り組んでいる大型球体のアート作品と同じ手法を体験した。

市野さんは、陶芸界での指標の一つとされる松江市・田部美術館「茶の湯の造形展」で大賞を受賞するなど実力派作家。今回のワークショップは、26日まで篠山市内各地で開かれている「食と器の国際ビエンナーレ」プレイベントの一環で企画され、神戸や但馬から4人が参加した。

球体作品は、市野さんが「(物事の)核の象徴」として制作を続けているといい、「球体はどんな場所にも合うんですよ」。参加者は、この日のため特別に用意された直径20センチの半球型を使って作品づくりに挑戦。飾る場所を思い浮かべながら、球体をモチーフに思い思いの工夫を凝らしていた。

球体上部に小さな穴を施して花器を作った女性(57)は「球体と形は決まっていても、発想次第でさまざまなものができる面白さが体感できた」と話していた。(井垣和子)<神戸新聞>